黒髪のつややかな美しさが人気復権。
アジア人の黒髪の美しさは、世界でも認められているもののはず。
それが、いつの間にか、日本ではカラーが定番になり、日本人の髪色は黒ではなくなってしまいました。
でも、それが再び、黒髪が人気のようです。
ということで・・・、
今回は『文化とヘア』について書いてみようと思います。
マクドナルドと日本人の髪色についてのお話です。
「日本人の髪を金髪に変えてやる!」と言った人。
遠い昔、といっても数十年前の話です。
「日本人の髪を金髪に変えてやる!」と言った人がいます。
ご存知ですか?
その人の名は、藤田田(ふじたでん)。
この名前を聞けば、ご存知の方も多いかと思います。
そうです。
日本マクドナルドの創業者です。
今では誰もが知っているマクドナルド。
それを一手に任された人が、藤田田氏です。
その彼が、日本の国際化指標を日本人の髪色に求めた発言をしたのです。
「日本の若者を金髪にしよう。
食を通じ世界に伍していける真の国際人を育成できれば」
藤田田氏はそういったそうです。
確かに日本マクドナルドは、日本の欧米化の重要な点を担いました。
そして、日本の欧米化が進むとともに、日本人は黒髪でなくなっていったのですね。
髪型は何かに憧れている証。
髪の毛は、体の一部です。
そして、ファッションの一部。
でも、体である以上、服装によるファッションよりももっと自分を表していると言えます。
なんといっても、服装のように簡単に取り替えることができないのですから。
だから、髪型はその人がどうなりたいかを如実に表しているのだと思います。
そこを指標としたのが、藤田田氏なんですね。
マクドナルドというファーストフード、ハンバーガーが日本人の憧れとなり、それが日本文化に溶け込んでいけば、日本人の容姿も欧米化していく。
それは、服装などのファッションだけでなく、体の部位ですら欧米化しはじめるはずと。
藤田田氏は、そこに日本の国際化を見ようとしたわけです。
すごいですね。
藤田田氏の言うとおり、金髪とまでいかなくても、日本人の髪の色は黒髪ではなくなっていったんです。
それはマクドナルドのみの効果ではありませんが、間違いなく、日本文化の欧米化が進んだからといえるでしょう。
でも、日本人の国際化につながっているかというと、ちょっとわかりませんが。
黒髪は原点回帰?それとも国際化?
さて、黒髪を捨てかけた日本人が再び黒髪に戻し始めたということはどういうことでしょう?
再び、日本人や日本文化を見直そうという動きなのでしょうか?
それとも、国際化に向けた新たな動きなのでしょうか?
欧米人が必ずしも金髪というわけではありませんから、海外文化のどこかから黒髪の要素が日本に届いているということも考えられます。
それでも、日本人の黒髪は国際的に認められていると思っています。
もし、日本人が国際化を望むなら、日本の独自性を維持していく必要があると思います。
日本人の国際化は、日本人を黒髪に戻していく働きをしたりするのかもしれませんね。
さて、あなたは今、黒髪を望みますか?
それはなぜですか?
その答えに、あなたの考えやそれにつながるファッション性が隠れているのかもしれませんよ。