パーマヘア スタイルについて
ショートからミディアムスタイルパーマご希望の方
ショートから短めのミディアムの人は、ストレートスタイルの時と同様にたまご型~ひし形を目指します。
細かい毛先の動きはきにしなくて大丈夫です。
ポイントは、ウエーブが無い部分をきれいな面にしておくことです。
(例えば、前髪、トップや襟足などです)
これを注意すると完成度はグンと上がります。
スタイリング剤の使い方では、ムースがスタンダードですが、パサつきが気になる場合は余計パサパサするので向きません。
ミルクが今期はグッドアイテムです。
固める効果は低いですが、しっとりしたウエーブが得られます。
伸びもよく髪になじみやすいアイテムです。
ロングスタイルパーマご希望の方
ロングでは、ゆるめのスタイルが今は主流です。
髪先まで、かわいらしいカールをかけ、動きを出し、かわいらしさを演出します。
スタイルをキープするには、スタイリング剤を手に馴染ませ、毛先まで指を通してスタイリングしましょう。
ランダムに仕上げたい場合でもスタイル作りは同じです。
一旦毛流れを整えてからほぐし、崩していきます。
最後に、スプレーで軽く固定して仕上げます。
パーマがかかる仕組み
みなさんが何気なく目にする毛髪は、イオン結合、水素結合、疎水結合、シスチン結合と、あらゆる結合によって成り立っています。
日常で、皆さんがわかりやすいのは水素結合でしょうか。
濡れた髪の状態から熱を与えることにより形作ったスタイルは、水に濡れたり、また湿気などにより元へ戻ります。
これは、水素結合によるものです。つまり、熱でくっつき水で外れる結合です。
パーマ剤が作用する場所は、髪の内部組織にあるマトリックスの分子集合部分であり、1剤によりつながった結合を切断(還元)結合構造を目的の形に固定した後、2剤で再結合させます(酸化)→*シスチン結合。
パーマをかけるにあたり、毛髪の結合を組み替えるわけですが、それは上記の結合の中のシスチン結合に働きかけます。
ですから、全ての結合を組み替えているわけではないので、そんなに安定したものではありません。
最近ではデジタルパーマやエアウエーブなど、どんどん新しいパーマの種類がでてきています。
それらは通常のパーマが髪の表面浅い部分へはたらきかける力が大きいのに比べて、デジタルパーマは内側が外側より大きく、エアウェーブは内も外も大きく働きかけるという特徴があります。
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ご参考のパーマスタイル
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