「タータン」
定義=2色以上の色をつかい、それらの糸が直角に交わる格子柄である。
たて糸とよこ糸につかう糸の色と数が同じで基本パターンが繰り返される。
その歴史は3500年以上前に遡り 、古代ケルト人の着用より始まった。
タータンのパターンには出自や所属を表している。
制服でどこの学校、ロゴでどこの会社だとか家紋でどこの家系だとかがわかるのと同じ。
つまり、パターンを見れば何者かがわかるということだ。
タータンにはパターンや配色に意味やメッセージ性、精神、特質が織り込まれているという。
伝統的な柄であるとは感じていたがそんな奥深い物だとは驚きである。
また、タータンにはバリエーションがあり用途に合わせて色調やセットの比率が変えられている。
例えば、
狩猟用などのhunting、
正装で身に付ける女性用のdress、
化学合成染料から成るmodern…
身近にあるタータンに”ブラックウオッチ”が有名だがこれは軍隊を表すミリタリータータンなのである。