「美人」について

映画を観ていて、『ブス』という単語を久しぶりに耳にしました。
その時、この仕事をしだしてから、この言葉があまり聴かれなくなっていたことに気付きました。
よく女性への形容に「きれいな人」とか「美人」という表現を使います。
そういわれる人の共通点は何かと考えると・・・、
決して、目が大きいとか鼻が高いとかではないことに気付きます。
美しいやきれいと表現は、対象が人だけでなく、実際は物に対しても同じように使いますよね。
要はバランスがいいというのが正しい表現なのだと思うのです。

顔立ちだけでなくスタイルもそうです。
背が高いだけではかっこよくありません。
いわゆる八頭身バランスであれば身長が低くても、かっこよく見えるのです。
顔や全身だけではありません。
ヘアスタイル、服の着方、建築物、配色、家具やそのレイアウト・・・。
すべてにおいて、“バランスが良い”、と美しいと感じます。
ひとは美しいものに惹かれる性質があるのでしょうか?
でも、人を惹きつけるバランスというものがあることは間違いありません。
人それぞれが持つ個性、それを中心に良いバランスを作れれば、人はみんな美しくなれるのではないか?
『ブス』という言葉を久しぶりに聴いて、そう思いました。

xusenru / Pixabay

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