似合う髪形がきれいな髪型なのです。
だから、似合うということがヘアスタイルの大切なポイントなのです。
理想のヘアスタイルは、似合わせから
お客さまが自分が思い描いているヘアスタイルを実現するためには、似合わせが大切。
髪質や頭の形、顔とのバランスを考えて、そこにお客さまのご要望を組み込む必要があります。
ここが美容師の腕の見せどころ。
お客さまの希望をいかにお客さまに合わせてモディファイするか。
理想のヘアスタイルを実現するために、とっても大切なことなんです。
モデル、女優にとってのヘアスタイルの意味
モデルの切抜きなど、こうなりたいといったヘアスタイルの資料を持参されるお客さまも多いです。
でも、そのモデルさんの髪型が本当にお好きなのでしょうか?
女優の吉瀬美智子さんが人気だったころ、何人かのお客さまが吉瀬美智子さんのショートスタイルを希望なさったことがあります。
あの髪型って、何てことない髪形なんですよね。
そのなんてない髪形でも、吉瀬美智子さんはきれいということなんです。
もちろんスタイリストが付いているわけですから、似合わせは行なわれているはずです。
吉瀬さんはロングでもきれいですよ。
ということで、吉瀬さんのロングスタイルをブログから拝借。
でも、ロングにすると、ちょっと特徴が出ないかもしれませんね。
あのショートスタイルが特徴作りになっているのだと思います。
違う表現をすると、あのショートスタイルは特殊なスタイルであるとも言えるのかもしれません。
モデルさんたちは、皆さんきれいです。
そのきれいの中で、いかに特徴を作り、目を引くかを競っているわけです。
その要素にヘアスタイルも組み込まれています。
だから、少し特徴的な作りがなされるわけです。
他のモデルとは違い、その人の長所を生かしながら、特徴的な表現を見た目に組み込んでいるんですね。
実は、この考え方を一般のお客さまでも活用すべきなんです。
そこにその人らしい美しさというものが現れるんです。
自分と似たタイプのモデル
とはいっても、お客さまにゼロからイメージしてもらうことは難しいです。
ですから、ヘアスタイルの切抜きをお持ちいただくのはよいと思います。
そこからお話を広げていくことができますから。
その時、ご自分に似たタイプのモデルさんの写真をお持ちいただくのがよいですね。
でも、自分と似たモデルを探すって、ちょっと無理がありますよね。
チェックして欲しいところは、顔や頭の形、顔パーツの位置です。
これが、ヘアスタイル作りに大きく左右されます。
なんといっても、バランスが大切ですから。
また、いくら似ているといっても、髪質に違いがありますので、まったく同じに作るというわけにはいきません。
それに写真はスタイリストがセットしたもの。
それをお家で自分で再現できるかという点も重要ですね。
コミュニケーションでヘアを作り上げる
ヘアスタイルというのは、一種の自己主張です。
それを作り出すときに主張を控えてはいけません。
私はこういう人間でこうなりたい、という気持ちをしっかりと出していくべきだと思います。
それをしっかりと美容師に伝えるべきなんです。
そして、美容師のセット技術などはしっかりと盗んでください。
ブローテクニックも重要です。
やり方が分からないときは、しっかりと質問して、教えてもらってください。
お家で、ヘアスタイルをご自分でセットしなければならないわけですから。
このように美容師とのコミュニケーションはとても大事なんです。
美容師が施術しやすいように、髪質や好み、生活習慣、お仕事など、お客さまの情報をできるだけ細かく伝えてください。
そういった情報が、お客さまの好みや生活に合ったヘアスタイルを作り出すのにとても大切なのです。