「ミラクル エッシャー展」を観てきました。
エッシャーと聞くと、
「だまし絵の作家さんだな」
とすぐに思います。
実際に、水が下から上に流れて循環しているように見える《滝》は有名な作品です。
ですが、版画家としての彼の作品は緻密で、その技術には驚かされます。
芸術家ではなく版画家であると考えていたエッシャーはさまざまな版画技法に取り組んでおり、繊細な作品で不思議な世界観を作り出しています。
だまし絵とともに有名なものが、「正則分割」です。
ひとつの図形を反転回転させながら、隙間なく埋めていく技法です。
この展示の最後に、「正則分割」が循環していく大作《メタモルフォーゼⅡ》を観ることができます。
文字から始まって、形を変えながら循環していくモチーフの表現は素晴らしかったです。
さて、展示が終わると、体験型映像コンテンツのサービスがありました。
エッシャーのだまし絵作品の中に入って写真が撮れる入れるというもので、いわゆるインスタ映えのサービスです。
恥ずかしいので、やめときました。