プライベートな空間で作られる美しさ
お客様には、人がいると話しにくいという方はおおいです。
そういったお客様のために、プライベートルームというスタイルの美容院をはじめました。
カウンセリングに適していると思ったからです。
そして、その考えは正解だったと今は思っています。
美容院によっては、お客様のプライベートなこと、たとえば、お仕事のことなどは聞いてはならないという方針のところも多いのです。
それをあえて、聞ける空間を作ったのです。
すると、お客様が必要としているヘアスタイルがとらえやすくなったのです。
髪は、お客様とともに常にあります。
つまり、生活を共にしているのです。
そういった中で、お客様の生活パターンをお話いただくと、どういったヘアスタイルをお客様が必要か、また、そのための提案が容易になりました。
髪は生活を共に
また、美容院の個室にはシャンプー台も設置してあります。
待合からも距離がありますので、他のお客様のこともまったく気になりません。
そういった中で、うかがうお客様の髪との生活は、明確で、お客様の髪の悩みが単に痛んでいるとか、パーマがかかりにくいとかではなく、どういった場面で髪型を見られるかなど、シーンごとに必要なヘアスタイルをお聞かせいただけるようになったんです。
プライベートルームの美容院というスタイルは、お客様にリラックスしていただけるだけではなく、どのように髪と暮らしているかをうかがえる空間になりました。
ファッションは大切です。
誰もが、おしゃれに生活したいものです。
でも、おしゃれって、人によって違うものですよね。
どういったおしゃれを、どういった場面で、どのタイミングで行なうのか。
そんな細かく生活を定義することが、お客様にとって、きれいでおしゃれで、そして、扱いやすいヘアスタイルを作れるのです。
お客様に、お客様のためのきれいをお届けするのに、プライベートルームという空間はとても役立つものです。