倉崎稜希 個展 「Traces Of The Soul」を観てきました。

倉崎稜希 個展 「Traces Of The Soul」

丁寧に描かれた油彩を火で加工した作品です。

目の部分が燃やされており、それにより、なぜか、とてもリアリティーが現れている作品でした。

おそらく、火による目の焼却が死を感じさせ、それによって、逆にその題材の生の存在を強く感じさせるのでしょう。

とても強いメッセージ性が表現されていると思います。

また、題材が過去の人物のようで、そこに歴史も感じ、今はもう無い何かといった消失感も感じます。

また、「燃えてしまった」かのような表現は、通常起こりえない事件性のようなものをイメージさせ、そこから不安感を伴う物語性が沸き起こってきます。

我々の中に長く刷り込まれてきた何かを呼び起こすような作品でした。

とにかく、すごい存在感でした。